11.24.2011

Cannot Install Windows 8 Developer Preview into A Virtual Machine on VMware Workstation 8

[symptoms]
Abort installing "Windows 8 Developer Preview" into a virtual machine on VMware Workstation 8 with below error message.

"Windows cannot read the setting from the unattend answer file."


[cause]
The VM tried to load a product key from "autoinst.flp" automatically and failed.


[solution]
Remove or disconnect the virtual floppy device.
【症状】
Windows 8 Developer Preview を VMware Workstation 8 上の仮想マシンにインストールしようとしたが,以下のメッセージと共に中断してしまう.

"Windows cannot read the setting from the unattend answer file."


【原因】
VM がプロダクトキーを "autoinst.flp" から読み出そうとして失敗していた.


【対策】
VM の設定画面で,フロッピーを削除か接続解除する.

11.20.2011

Git Error: insufficient permission for adding an object to repository database ./objects

A user guest:devgroup could not push to a git repository specified by user:devgroup /var/git/foo.git. A git client of guestdev got below error.
$ git push (original master)
error: insufficient permission for adding an object to repository database ./objects

fatal: failed to write object
error: unpack failed: unpack-objects abnormal exit
To ssh://guestdev@foo.com/var/git/foo.git
 ! [remote rejected] master -> master (n/a (unpacker error))
error: failed to push some refs to 'ssh://guestdev@foo.com/var/git/foo.git'
Fixed the git daemon's settings with below commands. They made the daemon to use the group file permissions when writing to foo.git/objects.
cd /var/git/foo.git
sudo chmod -R g+ws *
sudo chgrp -R devgroup *
git repo-config core.sharedRepository true
cf. stackoverflow: Error pushing to GitHub - insufficient permission for adding an object to repository database
user:devgroup /var/git/foo.git という Git レポジトリに guestdev:devgroup が push しようとした際に以下のようなパーミッションエラーが出た.
$ git push (original master)
error: insufficient permission for adding an object to repository database ./objects

fatal: failed to write object
error: unpack failed: unpack-objects abnormal exit
To ssh://guestdev@foo.com/var/git/foo.git
 ! [remote rejected] master -> master (n/a (unpacker error))
error: failed to push some refs to 'ssh://guestdev@foo.com/var/git/foo.git'
以下のようにして解決した.
cd /var/git/foo.git
sudo chmod -R g+ws *
sudo chgrp -R devgroup *
git repo-config core.sharedRepository true
参考にした URL:
stackoverflow: Error pushing to GitHub - insufficient permission for adding an object to repository database

10.13.2011

Specify a Directory to Include JAR files in Ant XML



I failed to specify JAR files which should be included when Ant execute javac. I took for granted that below description was correct to include all JAR files in a directory specified by "./jar".

Incorrect example
<property name="jar.dir" value="./jar" />
<target name="compile" description="compile all sources">
    <javac srcdir="${src.dir}" destdir="${bin.dir}" classpath="${jar.dir}" deprecation="on" />
</target>


It seems "classpath" element of "javac" tag should not point to paths of directories but paths of JAR files. One of correct description is below.

Correct example
<property name="jar.dir" value="./jar" />
<path id="jar.classpath">
    <fileset dir="${jar.dir}">
        <include name="*.jar" />
    </include></fileset>
</path>
<target name="compile" description="comile all sources">
    <javac classpathref="jar.classpath" deprecation="on" destdir="${bin.dir}" srcdir="${src.dir}" />
</target>

Ant の XML で javac の classpath を指定するときにハマったのでメモ. あるディレクトリ(./jar)内の JAR ファイルをまとめて指定しようとした際に以下のように書いたら import エラーが多発.

間違いの例
<property name="jar.dir" value="./jar" />
<target name="compile" description="compile all sources">
    <javac srcdir="${src.dir}" destdir="${bin.dir}" classpathref="${jar.dir}" deprecation="on" />
</target>


javac タグの classpath エレメントではディレクトリではなく JAR ファイルを直接指定しなければならないようだ. JAR ファイルをひとつひとつ指定する代わりに指定ディレクトリ下の JAR ファイルを全部読みたいときは, 以下のようにしないとまずかったらしい.

正しい例
<property name="jar.dir" value="./jar" />
<path id="jar.classpath">
    <fileset dir="${jar.dir}">
        <include name="*.jar" />
    </include></fileset>
</path>
<target name="compile" description="comile all sources">
    <javac classpathref="jar.classpath" deprecation="on" destdir="${bin.dir}" srcdir="${src.dir}" />
</target>

8.28.2011

レーザキーボード MagicCube を買ってみた

ちょっと昔の SF に出てきそうな感じ

Celluon 社が出してるレーザキーボード MagicCube を買ってみた.結論から言うと、他人に購入を薦めるような物ではない.しかし,この手の物にワクワクできる人であれば是非どうぞ.ちょっと暗めのところで使うとキーボードが際立ってかっこいいが,かっこいいと思っているのは使っている本人だけかもしれない.少なくともアップするのはかっこよさではなくギーク度だ.

タブレットで使いたいと思って MagicCube を買ったものの,まだ購入していないのでとりあえず手持ちの HTC NexusOne (OS: Android 2.3.4) に接続してみた.まだ買ったばかりではあるが, 一通り使ってみたので簡単に感想等を書いてみる.ちなみにこの記事も MagicCube を使って書いたが,快適な使い心地とはいかない(後述)のでちょっと疲れた.







MagicCube そのものについて
とりあえず本体について少し.特に目新しいことはないけど.

同梱物
海外製品に多い,見せるタイプのパッケージング
箱に入っていたのは以下の通り.充電は USB 経由だが,今時 Mini-USB なのが残念.スマートフォンが大抵 Micro-USB なので一緒だったら同じケーブルで済むんですが….
  • MagicCube 本体
  • USB ケーブル (Mini-USB)
  • マニュアル類


対応 OS
箱に書いてある対応 OS は以下の通り.スマートフォン・タブレットがメインターゲット. USB/BlueTooth HID/SPP で接続できるので書いてない端末でもいけるのは結構ありそう.
  • iOS4 (iPhone 3GS/4, iPad, iPad2) and later
  • Androiid 2.0 and higher
  • Windows Phone 7
  • Windows XP/Vista/7
  • Mac OS X

普段使ってるバッグの隅に入れるのに難のない(?)大きさ.

サイズ・重さ
38 x 75 x 29 mm, 78 g.
小ぶりで軽いため,普段の荷物にこれを加えるのはさほど苦にならないと思う.ただ,cube というだけあって厚みがそこそこあるので場合によってはやや収まりは悪いかもしれない.









キーボード/キー入力について
買うかどうか迷うポイントになる,キーボードとしての使い勝手について.致命的に使いづらければただのオモチャだと書けるが,結構まともに入力できるので正直ちょっと評価しづらい.お世辞にも快適とは言えないが,キーボードに慣れている人,かつ,この手の変わり種が好きな人であれば使いこなせると思う.

キーレイアウト
レーザのためかうまく写真撮影できていないが,実際はもっと精細な表示.
小さいデバイスを持ち歩くだけでフルサイズキーボードが利用出来るのは非常に嬉しい.配列は US タイプだが,記号の位置が一部特殊でやや使い勝手が悪い.特に,よく使うカンマやピリオドが最上段にあるのは非常に使いづらくて残念.左小指の CapsLock は要らないのでここを Ctrl にして欲しかった.ファームウェアの書き換えでレイアウト変更,なんてできたら非常にうれしいんだけども….


キーの視認性
薄暗い部屋で使った方がかっこいい.世間一般での標準的な部屋の明るさを知らないが,日差しが入るところのように明るすぎなければよく見える.細かい点の集まりで描画している感じで,掲載した写真よりはくっきりした表示である.レーザポインタを使ったことある人ならわかると思うが,ギラギラした感じはあるのでずっと直視していると目が疲れるかもしれない.タイピングしながらちょくちょく見る分には問題無いと思う.


打ち心地
当然ながらキーを触ったり押したりといった触覚的なフィードバックがないのが,普通のキーボードと大きく違うところ.とはいえ画面を見ていないと誤入力に気付かないので,ブラインドタッチができない人にはハードルが高そう.ちなみに指を浮かせておかないといけないので,普通のキーボードより疲れやすい気がする.長時間のタイピングには向かない.

相対的な印象はこんな感じ.
入力速度:  通常キーボード >> MagicCube >>> フリック > ケータイ打ち(10 キー)
誤入力頻度:  MagicCube >>> フリック > ケータイ打ち(10 キー)>>> 通常キーボード
快適さ: 通常キーボード >>>>> MagicCube >> フリック > >>ケータイ打ち(10 キー)


判別精度
多分 Kinect と同じ原理.画像は http://www.virtual-laser-devices.com/demo.asp より
正直期待してなかったが、使ってみたら意外ときちんと拾ってくれたところに驚いた.キー位置を間違えて判別されるよりはキーの入力回数を間違われやすい印象.1 回押したつもりが 2 回入力されてたり,2 回押したつもりが 1 回しか入力されてなかったり.

慣れると結構ばんばん入力できる.メーカー曰く毎分 350 回程度の入力までは検出可能とのこと.速さと正確さを兼ね備えたユーザであればかなり高速にタイプできるかもしれない.


制限
検出原理の都合上,同じ放射線上に並んだキーの同時入力ができない.(e.g., Ctrl + 2)これは,デバイスから見て指が前後に重なると,遠い方の指が見えなくなってしまうためである.とりあえず現状ではこの制限による不便を感じたことはないが,困る場面に遭遇する可能性はある.

また,以下の理由から屋内での利用に限られると思った方が良い.
  • 机等の平面が必要:
    キーボードを投影する場所が必要だという意味でなので,別にみかんの段ボール箱の上でも問題ないが,透明なガラスのテーブル等は相性悪いはず.MagicCube の底面と同一平面上に当たり判定があるので机無しでの入力も不可能ではないが,キーボードが見えない上に空間把握力まで問われるためウルトラハードモードである.
  • 明るすぎる環境だとキーボードが見えない:
    一般的な室内なら問題無いが,直射日光下や特に照明が強い部屋などではキーボードの視認性が低下する.レーザの明るさは 3 段階で調整できる.


その他
他に購入するかどうかのポイントになりそうな話を.

価格
MagicCube そのものは 169.99 USD だったのでおよそ 13k 円 + 送料 3k 円ほど.ちょうど円高だったのと,日本未発売だったので海外から直接買ったが正直高いと思う. なのでお薦めはしない.将来的に値段が下がればまた話も変わってくるが,少なくとも現状では,お薦めされなくても買っちゃうような人向けの代物である.

なお,近々国内販売されるらしいが,19.95k 円なので今なら輸入の方がやや安め.ちなみに個人輸入した物にも技適マークあり.
私が買ったところ:ISL Trading http://www.virtual-laser-devices.com
国内販売元:RESTIR.COM http://www.restir.com/goods/index.html?ggcd=Magic-Cube-1&cid=60900000


使いどころ
正直使いどころは少ないと思う.タブレットまたはスマートフォンと BlueTooth 接続しての利用を想定して作られた製品だが,前述の通り机が無いと利用出来ないためである.かといって最初から机でがっつり作業する時はラップトップを持ち出せばいいのだから微妙なところだ.

とりあえず私は近々購入予定の 7 インチタブレットと併用するつもり.休日なんかはラップトップを持ち出さず,小さめタブレットと MagicCube をバックに放り込んで身軽に出かけたい.で,カフェとか座席に落ち着けるときには MagicCube を使えばいいんじゃないかという目論見.あとはまぁ話のタネくらいにはなるかな….まぁ半年後に結局使わなくなって埃を被っている可能性は無くも無い.


まとめ
他人にお薦めするようなものでは無い.かといってただのガラクタというわけでもなく,単純に入力デバイスとして常用できなくもないレベル.見た目に惹かれたなら買っても後悔しないと思うけど,苦情等は受け付けません.あと,Realforce やら HHKB Pro2 が買えるような値段であることは頭に入れておいた方が良いと思う.



最後にマニュアルに記載してあったスペックの抜粋を載せておく.
  • プロジェクタ
    • 光源:赤色レーザダイオード
    • キーボード配列: QWERTY 配列(ピッチ 19 mm)
    • キーボードサイズ:横約 240 mm,縦約 100 mm
    • キーボード表示位置:デバイスの下端から約 100 mm
    • 対応する投影面:鏡面でも透明でもない平面
  • キーボードセンサ
    • 認識レート:毎分約 350 文字
    • 動作可能な平面:障害物が無い平面ならどこでも OK
  • 電気周り
    • 外部電源:USB 給電(5 V, 500 mA 以下)
    • バッテリ:リチウムイオン,700 mAh,3.7 V
    • 動作時間:約 150 分
    • 充電時間:約 240 分
    • USB インターフェース:USB 1.1 & 2.0, USB HID ver 1.0, SPP var 1.2
    • Bluetooth:v1.1 class 2, HID/SPP プロファイル
  • 動作環境
    • 動作温度:0 ~ 35 ℃
    • 保管温度:-5 ~ 35 ℃
  • サイズ等
    • サイズ:38 mm x 75 mm x 29 mm
    • 重さ:約 78 g
動作環境,日本ダメじゃん…w

7.20.2011

Change SVN Eclipse-plugin from Subclipse to Subversive


I read some articles says "Subversive better than Subclipse." So, I changed SVN plugin from Subclipse to Subversive.

Uninstall Subclipse and install Sebversive in Eclipse Market Place.
Althogh existent checked out projects are not recognized as SVN projects, you do not have to checked them out again. Delete the projects from workspace (DO NOT DELETE FROM YOUR DISK!!) and import the projects again.

Eclipse の SVN プラグインにはこれまで Subclipse を使っていましたが,
Subversive の方が何となく評判良さそうなので乗り換えてみることに.

Eclipse Market Place にて Subclipse を uninstall し, Subversive を install.
このままだとチェックアウト済みプロジェクトが認識されませんが,
一旦 workspace からプロジェクトを削除し(ディスクから消さないように!),
再度インポートすると SVN のプロジェクトとして認識されます.
再度チェックアウトするのもアレなのでこれが楽かと.

4.08.2011

Ubuntu で日本語ロケールにした際に,日本語になったディレクトリ名を英語に戻す

久々に Ubuntu をクリーンインストールして,何も考えずに日本語ロケールを選んだら
ホームディレクトリ下の各種ディレクトリが日本語になってしまってちょっと困った.
(ex. /home/hoge/デスクトップ/)
ディレクトリ移るのにいちいち IME 起動したりとかナンセンスなので英語に戻した.
ターミナルで以下のコマンドを実行すると,ディレクトリ名を英語に戻して良いか聞かれるので肯定すれば英語に置き換わる.

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

4.07.2011

Make CapsLock into an Additional Ctrl in Ubuntu-10.10

  1. [System] -> [Preference] -> [Keyboard]
  2. [Layout]Tab -> [Option] -> [Ctrl key position]
  3. Check "Make CapsLock an additional Ctrl"

Ubuntu 10.10 で要らない子 CapsLock キーを Ctrl キーに変更する方法のメモ。
  1. [システム] -> [設定] -> [キーボード]
  2. [レイアウト]タブ -> [オプション] -> [Ctrlキーの位置]
  3. "Make CapsLock an additional Ctrl" を選択
※日本語版使ってないので,最後の選択肢の文言は違うかも知れません.
書いてある内容を読んで適宜判断して下さい.

1.21.2011

LASIK を受けてみた

術後用保護メガネ.目の周囲が覆われる形になっている.
前々から気になっていた LASIK を今日遂に受けてきました.自分の備忘録として書きますが,同じく LASIK が気になっている方の参考にでもなればと思います.別に褒めちぎったところで何も得しないので,ありのままに書いていきます.文章にまとめるというより時系列でダンプした感じなので,結構長いです.

目次
  • 本人について
  • 手術を受けた病院
  • 適応検査
  • 手術
  • 術後の経過
  • 一日を終えての感想


本人について
特に大きな病気とかは経験無いのですが,目に関係することとしては以下の 2 点.
  • 右目網膜剥離
    • 4 年ほど前になった,
    • 強膜バックリング術を受けて剥離の拡大は止まったが,右目視野の左上方 1/4 程度が欠損
    • 術後は年一度の定期検診.
      • 長時間待たせられたのに 3 分で診療が終わるくらいには経過良好.
  • 花粉症
    • スギ.
      • 西東京にあるスギは全部伐採したら良いと思う.


手術を受けた病院
  • 「銀座近視クリニック」という病院.銀座西一丁目,有楽橋交差点のところ.
    • 感染症多発させてニュースにもになった「銀座眼科」とは関係ない別物
    • 選んだ理由
      • 事前の説明が丁寧だった
        • 但し,他の病院と比較したわけでは無いので,もっといい病院もないことはないと思う
      • モニター割引 (25%OFF) に当たった
        • 毎週募集しているのでとりあえず申し込んでみた
        • 25%OFF はウェブ掲載分よりも当選枠が多い(どのくらい多いかは未公表)
          • 「せっかく当たったし」的な感情をくすぐって患者ゲットにつなげるため,たくさん当選者を出してる可能性はある(確認したわけではありません)
        • まぁ意図はどうあれ安く受けられるのはうれしい
          • 安かろう悪かろうという印象は無かったので大丈夫だろうと判断した


適応検査
LASIK を受けられるかどうかの検査.無料でやってるところが多いようなので,とりあえず受けてみたらいいかもしれません.散々迷った上で受ける決断をしたのに条件満たしてなかったりしたら,あまりにも悩んだ時間や労力がもったいない.とりあえず今回私が検査を受けた病院では,手術を強要されたり,そう感じるようなプレッシャーは無かったです.
  • 病院着
    • 予約が 9:50 だったのでとりあえず 5 分前に到着.
    • 既にロビーには何人か患者さんがいた.
    • 適応検査を行うところはロビーから大体見えるようになっている.
    • ロビーのテレビでは映画が流れていた.このときはレオン.
    • 何故か iPad の貸し出しが 2 つあった.
    • 飴とお茶・水がおいてあって自由に頂ける.
  • 受付
    • 身分証を提示した後,問診票 (A4 2 枚) に記入.
      • 内容はよくある感じで,過去・現在の病気やこの病院を知った経緯など.
    • 問診票を提出した後に,備え付けのロッカーに荷物をしまって待機.
  • 目の検査
    • 機械による検査
      • 視力,眼圧,角膜の厚さ,角膜表面の歪み等の検査.
    • 検査技師による検査
      • ランドルト環を眺めながらレンズを入れ替える普通の視力検査
      • 麻酔を点眼した後に謎の器具で眼球をプッシュされた.痛みはない.
      • 散瞳薬を点眼し 30 分ほど放置プレイした後に眼底検査
  • 検査結果確認と手術の説明
    • 検査結果
      • 視力は,左が 0.03,右が 0.04 だった.
      • 角膜の厚さは 541μm,537 μm なので手術可能
        • 左右どっちだったかは忘れた
        • 平均は 520μm 程度らしい
    • 事務担当っぽい人による手術の説明
      • 一般的な諸注意
      • どの術式が向いているかの説明
        • 選択のポイントとなるのはフラップの厚さと近視の強さ.
          • 強い近視を治すにはたくさん削る必要がある
          • たくさん削るにはフラップは薄くできた方が嬉しい
        • 私が薦められたのは以下のうち SBK レーシックと iFS イントラレーシック
          • スタンダードレーシック
            • フラップ厚: 110μm (マイクロケラトーム)
            • 価格: 8 万円 → 6 万円
          • SBK レーシック
            • フラップ厚: 100μm (マイクロケラトーム)
            • 価格: 12.8 万円 → 9.6 万円
          • iFS イントラレーシック
            • フラップ厚: 90 μm (レーザー)
            • 価格: 15.8 万円 → 11.85 万円
          • iFS アイレーシック
            • フラップ厚: 90 μm (レーザー)
            • 価格: 28 万円 → 21 万円
            • 角膜の微妙な凸凹も修正してよりクリアな視界になるらしい
              • 削る量が増えるので近視の強い人には微妙
    • 担当医による検査と手術の説明
      • 検査結果の確認
      • 改めて眼底検査
        • 網膜剥離経験者だからかも?
      • 術式の選択
        • 説明と価格を考慮して iFS イントラレーシックを選択
          • おおざっぱには上と同じ説明
          • 網膜剥離の手術が影響しないかとかをちょこちょこ質問
    • 事務担当っぽい人による事務的な説明
      • 支払方法の選択
        • 現金支払にした
          • カード,ローンも対応していたがモニター割 25% が効くのは現金
            • カードだと 20% 引になるらしい
            • ローンは聞いてない
      • 手術日程を選択
        • 翌日検診が必須なので,それを確保できることが条件
        • 都合がついたので今日の午後にやることに決定
          • 特に先送りにする必要はないので一番早くできる日程を希望した
          • 散瞳薬の効果が切れてからなので,適応検査から何時間か後でないとダメ
          • 14:50 分に予約を取った
  • 手術同意書と診察券をもらって一時退散
    • この時点で 11:00 を少し回ったくらい
    • 予約時間までおよそ 3.5 時間
      • 通りの向かいにマクドナルドがあったので昼食を取った
      • 修論を書いた.
      • 近くの銀行で手術費を引き出した.


    手術
    手術のために再来院してから手術終了までの流れ.きちんと計っていませんが,手続・検査 25 分,手術 15 分,休憩 10 分,さようなら,という感じでした.かなりあっさり.
    • 病院着
      • 予約時刻 14:50 の 5 分前に病院へ.
    • 受付
      • 診察券と同意書を受付に提出
    • 手術費支払と事務担当っぽい人による説明
      • 手術費支払
      • 術後に使う点眼薬 4 種の説明
      • 術後の諸注意
        • 眼をこすらないとか今日はお風呂入らないとか
          • 手術当日は頭洗えないので,正直夏はきついかもしれないと思った
          • 保護めがねは翌日検診まで貸してくれる
            • それ以降も使いたい人は 2,500 円で買い取り
              術後用点眼薬 4 種.炎症緩和,乾燥防止,抗菌,痛み止め

    • 検査
      • 散瞳薬の効果が切れていることの確認
    • 準備
      • 手術室の手前の別室へ案内される
        • 衛生のために,シャワーキャップ的な物を被って,スリッパに履き替える.
      • 担当医による最終チェック
      • 消毒・抗菌・麻酔を点眼
    • 手術
      • 入室
      • フラップ作成
        • ベッドに寝る
          • 以降の処置は担当医が説明しながらやってくれる
          • 説明の合間はずっと「大丈夫ですよ~」とつぶやいてる
        • 開瞼器を装着される
        • 開瞼器ごとレーザーを照射するところに接続固定される
          • 圧迫感があり,視界は暗転.
            • 特に痛くはなかった
        • 両目とも終わったら別のベッドに歩いて移動.
          • 暗転した視界はすぐに戻る.
          • フラップができてるので視界がぼやける.
      • エキシマレーザー照射
        • ベッドその 2 に寝る
          • 寝る位置をかなり細かく修正された
          • これ以降の処置も担当医が説明しながらやってくれる
          • やはり説明の合間はずっと「大丈夫ですよ~」とつぶやいてる
        • 開瞼器を装着される
          • 今回はレーザーの機械に固定されない
        • フラップをめくって水洗い (?) される
          • 冷たくて気持ちいい
          • ビニール状の物を眼の周りに貼った上でやるので顔がずぶ濡れになったりはしない
        • 照射開始
          • 照射装置にある緑の点滅を注視するように指示される
          • 照射中は髪の毛が焼ける臭いがした
          • 大体 30 秒くらいだったと思う
          • 痛かったり熱かったりはなかった
        • 再び水洗い (?) される
          • やはり気持ちいいし,顔も濡れない
        • 刷毛っぽい形をした柔らかい樹脂状の物で眼をぺたぺたされる
          • たぶんフラップを元の位置に合わせる作業
          • 痛くもないし,触られてる感じもほとんどしなかった
      • 退室
        • 手術前に案内された部屋にあるソファーで 10 分ほど休憩
        • 目薬の説明再び
        • 受付は寄らなくていいですよと言われ,退室.
    • 荷物を回収して退散
      • 病院を出た時間が来院からほぼ 1 時間後


    経過
    • 直後
      • 遠くが割とくっきり見えるので視力が出ているのはわかるが,視界が白く曇っている.
      • 目に違和感や痛みはない.
    • 15 分後
      • 疲れ眼の時のような,眼球が重たい感じ.
      • 痛みはない.
    • 30 分後
      • 目がしょぼしょぼし始めた
      • 痛みはない.
    • 1 時間後
      • 若干しょぼしょぼするけど痛くはない.
      • 眼球が重たい感じはなくなった
      • 視力は出てるけどまだ少し曇ってて見づらい.
        • コンタクトとかメガネが超汚いときみたいな感じ.
    • 2.5 時間後
      • 曇りがだいぶ晴れてきた.
      • 相変わらずしょぼしょぼするけど痛くはない.
    • 3 時間後
      • 視界が全体的に白く曇っていたのはほとんど無くなった.
      • 光源を見ると「ハロ」「グレア」が出るのは事前に聞いていた通り.
        • 室内での話なので,夜間に外出たら結構ひどそうな予感.
        • 光源だからだと思うが,パソコンのディスプレイが若干見づらい
      • 疲れ目の時と同程度のしょぼしょぼ感.
      • 痛みは無い.痛み止めの点眼薬は今のところ未使用.
    • 4 時間後
      • 白い曇りはたぶん完全に無くなった
      • とりあえず先日まで使っていたハードコンタクトレンズよりは見えるようになったと思う
        • 左目の視力が右目より若干弱いような気がする
        • 左目に若干乱視が残っているかもしれない
      • パソコンのディスプレイはまだ少し見づらい
      • 少し左目がゴロゴロしたが,乾燥防止の点眼薬をさしてしばらくまばたきしたら治った
      • 相変わらず痛みはまったくない
    • 5 時間後
      • 見え方は特に変化無し
      • ディスプレイもだいぶ見やすくなってきた.
      • 相変わらず痛みはなし.
      • そういえばしょぼしょぼ感もあんまり気にならない
        • 慣れただけという可能性もある
    • 7 時間後
      • 夜間に外を歩いたので光源がどのように滲むのかよくわかった
        • 光源の周りが均一にぼわっと明るくなる
        • 強めの光源が多いところだと見づらい
        • 対向車のヘッドライトが通常よりまぶしい
      • 相変わらず痛みはない


    一日を終えての感想
    裸眼でここまではっきり見えるのは小学校低学年以来です.ありきたりな言葉ですが結構感動してます.
    LASIK を最初に検討してから今日まで長いこと先送りしてきた理由がいくつかありましたが,現時点で結果が出ている部分については満足しています.この後視力も変動するでしょうからまだ結論を出すには時期尚早ではありますが,少なくとも現時点では受けて良かったと感じています.以下,これまで先送りていた理由と最終的に手術に踏み切った理由です.
    • 値段が高い
      • 値段はだいぶこなれてきたように思います. LASIK を知った時(中学とか高校の頃だったと思う)よりも金銭的に余裕があるというのも大きいかもしれません.概算ですが,仮に 10 年後にメガネ・コンタクトレンズ生活に戻るとしても,今回の 11.85 万円は十分ペイすると考えました.
    • 痛そう
      • 実はこれはそんなに気にしてませんでした.網膜剥離の手術がすごく痛かったので,「あれ以上はないだろう」とある意味楽観視してました.また,とても痛かったという口コミはほとんど見てないので,最近はあんまり痛みを感じずさせずに手術できるようになったのかもしれません.実際手術は無痛でしたし,術後も今日はまったく痛い思いをしませんでした.もし今後の痛みが出たら追って報告したいと思います.
    • 合併症が怖い
      • これはだいぶ気にしてました.衛生管理がずさんで感染症を多発させた眼科が同じく銀座にありましたが,今回受けた銀座近視クリニックは(少なくとも素人である私の目には)しっかりと衛生管理されていたように見えました.長期的な合併症については今後どうなるか気にしていきたいと思っています.
    • 老眼心配
      • LASIK しなければ絶対老眼にならないというるわけでもないので,そんなには気にしていませんでした.それ以上に今のド近眼が不便だったのと,アクティブに動ける年代のうちにメガネ・コンタクトレンズから解放される方が価値があると考えました.
    • メガネ・コンタクトレンズでもいいんじゃないか
      • これが先延ばしにしていた最大の理由です.私はランニングやスノーボードなんかをやりますが,メガネとハードコンタクトレンズの併用でも大体の場合は大きな問題になりませんでした.まぁケアが煩わしかったりトラブルがあったりはありますが,特に困っていないならわざわざ手術を受けなくてもいいと思います.私が今回手術を決断したのは,以下のような理由からです.これらをひっくるめて考えた結果,手術を受けることに価値があるとの判断に至りました.
        • メガネ・コンタクトが無いと行動不能になるレベルの近視だった
          • 裸眼で近所のコンビニに買い物行くのも厳しい
          • 文庫本を 10 cm 以上離すと読めない
        • ハードレンズ装用時に目にゴミが入ると激痛(かなり痛い&わりと頻発)
        • 紛失したときのお財布的ダメージ(過去に 2 回やらかしました)
        • 手術せずにコンタクトで生活し続けても感染症等のリスクはある
        • 病気や紛失のリスクの少ない使い捨てソフトレンズは使えない
          • 近視・乱視が強かったため視力が出ませんでした
          • コンタクトがずれてる間にシャッターチャンス逃した(写真撮影が趣味です)
          • スポーツするときにメガネは鬱陶しいし,視野が狭まる
          • 度が強いのでメガネは歪みが大きい・分厚くなる

      今回他に思ったのは,手術を受けたのがこの時期で良かったということ.そう思った理由は以下の通り.
      • 花粉症シーズンでない
        • 花粉症の薬を併用できない可能性がある(先生に確認したわけではありません)
          • もし使えない場合はくしゃみ・鼻水だけでなく目のかゆみとも格闘する羽目になる
      • 汗をかかないで済む
        • 手術した日は顔や髪が洗えないので汗かいてたら色々不快になりそう
        • 汗が垂れてきて目に入ったりするリスクがない
      • すっぴんでも大丈夫(かもしれない)
        • 手術前後には化粧が制限されるが,風邪シーズンなのでマスクでほとんど顔隠しても不審人物にならずに済む
          • 念のため言っておきますが,私は化粧はしませんよ?


      ここまで読んでくれた暇な(げふんげふん)LASIK ついて真剣に考えてる皆様,ありがとうございます.体験談のひとつとして参考になれば幸いです.

      1.13.2011

      Making dvipdfmx's Output Landscape

      I use platex and dvipdfmx to publish *.pdf from *.tex, and Texlipse to write *.tex. Texlipse is the Eclipse's plug-in for composing tex docs. In some cases, I have to publish *.pdf in a landscape style. When using command line, it can be achieved by "l" option.
      $ platex foo.tex
      $ platex foo.tex
      $ divpdfmx -l foo.dvi
      Of course, this option is available even if I use it through Texlipse. However, it is not so smart to change configure Texlipse's option for each *.tex. After exploring the web, I found how to include this option in *.tex. That is achieved by adding a following line into *.tex.
      \AtBeginDvi{\special{landscape}}

      Reference:
      http://xtori.blogspot.com/2010/01/texlandscape.html
      情報処理学会で指定されてる論文のフォーマットが用紙を横向きに使うものなんですが,
      lscape パッケージを利用しても dvipdfmx で出力される PDF は縦向き….
      コマンドラインから横向きに出力するには
      $ platex hoge.tex
      $ platex hoge.tex
      $ divpdfmx -l hoge.dvi
      とやればいいのですが,普段 Texlipse (Eclipse の tex 用プラグイン) からコンパイルをしているので
      パラメータやらオプションやらを文書毎に指定するのは非常に面倒.
      そこで調べてみたらドンピシャな記事を発見したのでメモ.

      研究な日々: TexでLandscape
      http://xtori.blogspot.com/2010/01/texlandscape.html

      tex ファイルに以下の記述をすると,dvipdfmx の方で横向きに出力してくれるとのこと.
      \AtBeginDvi{\special{landscape}}
      実際に試したところ,l オプションを付けなくても横向きに出力されるようになりました.